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【アクセシビリティまとめ】聴覚障がい

目次

はじめに

IT相談にて、聴覚障がいの方のタブレット使用に関しての問い合わせがありました。

まだ情報は少ないですが、センターにて把握している情報をまとめていきます。


コミュニケーション

  1. 直接話す

    • 聴覚障害には、実用的な聴覚がない「全ろう」の人と、聞こえに困難のある「難聴」の人がおり、聞こえ方は様々のため、直接話て通じる人もいます。
  2. 補聴器

    • 聴覚障害者の聞き取りを補助する補装具。補聴器をつけていても聞き取りの具合は「会話ができる人」もいれば「ほとんど聞こえない人」「危険対策のために着けている(警告音に気付くため)」もいて千差万別です。音の大きさだけでなく高音は聞こえるけど、低音は聞こえないという場合もあります。
  3. 読話(口話)

    • お互いの唇の動きを見ながら読み取る方法。口の動きがはっきり見えるようにしながら一定の速度で行います。これができる人は非常に少なく大抵補聴器をはめている人が併用しています。身体的・心理的負担が比較的大きい方法です。
  4. 筆談

    • 手のひらや紙に文字を書く方法。細かいニュアンスが伝わりにくかったり、いちいち書く手間によりとっさの話など手話や読話に比べて意思疎通が劣る弱点がある。後述するが、最近は多数の筆談アプリが開発・用意されており、かなり便利に利用出来ます。
  5. 手話

    • 手の動作や表情を交えてコミュニケーションをとるもので、聴覚障害を持つ人のコミュニケーション方法として最も一般的。ただし、手話は国によって異なったり、また聴覚障害者自身の用いる「日本手話」と手話通訳者の用いる「日本語対応手話」とは若干の異なりがある。手話ができるのは聴覚障害者全体の約14パーセントで全ての聴覚障害者が使えるわけでありません。
  6. 要約筆記

    • 話の内容を要約し、その場で伝える事。中途失聴者や難聴者はこの要約筆記を利用する場合が多い。
      • 手書き要約筆記 :OHPに文字を書いてスクリーンに映し出す方法。
      • ノートテイク  :紙に文字を書き伝える方法。
      • パソコン要約筆記:パソコンにリアルタイムで文字を入力して伝える方法。
  7. 指文字

    • 手の形を書記言語の文字に対応させた視覚言語の一要素。手話は音声言語や書記言語より語彙の数が格段に少ない為、手話単語にない単語は、指文字を使って一字一字ずつ書記言語の綴りを表現する。

アプリ

こえとら

聴障者と健聴者のコミュニケーションをサポートするアプリです。
音声でも入力でき、文を音声で伝えることもできます。また、定型文の登録と利用ができます。
絵文字で感情や季節を表現でき、複数台の端末を接続してチャットもできます。

UD手書き

UD(ユニバーサルデザイン)を取り入れた誰でも簡単に使える手書きアプリです。使い方はごくシンプルに、色(黒、赤、青)を選んで指で書くだけ。写真も取り込んでちょいちょいと手書きを加えて見せることができます。


アクセシビリティ機能

[iPhone]

着信をLEDフラッシュで通知する

着信をLEDフラッシュで通知する(ソフトバンクのページを別窓で開く)

補聴器設定をする

補聴器設定をする(アップルウェブサイトを別窓で開く)


その他

ユーチューブで字幕を出す方法

動画ファイルに関しましては字幕の設定などアップした人の配慮次第になりますが、Youtubeには自動字幕機能がありその表示方法を紹介します。

Youtube字幕の出し方と消す方法をスマホ等で解説【iPhone/Android/PC】(別窓で開く)


まだまだ情報は少ないですが、随時更新して情報を増やしていくつもりですので、よろしくお願いします。

ITサポートコーディネーター 上里